いわゆる幕末の再興九谷で、青手と呼ばれているタイプです。
全面びっしりと色絵をかけた有名な花の大皿などは、
斬新で特異な作品ですが、どうにも好きになれないので、
例えば吉田屋が写した大皿が何千万円で買い取られようと、
芸能人の結婚話くらいにしか思わないんです(笑)。
でも、これは時代の文人趣味が表現された一品で、
鯛に乗ったオジサンの飄としたお顔が好き。
お酒を注いだらお酒の海を泳いでいるみたいかも〜♪
口径7.9センチ。高さ2.2センチ。
裏の緑の釉薬の上に汚れを取ろうと何かで擦った跡があり残念。